デュフリ(1715〜1789)の師でもあったF.Dagincour(ダジャンクール1684〜1758)のクラヴサン曲集(1733年刊)より
“La Sensible(敏感)”
F.クープランが亡くなった年に出版されたクラヴサン曲と思うと(可能性は低いけれど)クープランへのトンボー(墓=追悼曲)のようにも感じてしまうのですが。
非常にカンティレーナ(歌)のようでもあり、
マラン・マレが息子を亡くした際に書いた「マレ・ル・カデの為のトンボー」をどことなく思い起こさせます。ちなみにこのマレのトンボーは
1725年に彼の最後の曲集として出版されましたが、もしかしてこの曲をダジャンクールは知っていたのか…はたまた1728年に死去したマレ本人へのオマージュなのか…
このダジャンクールの曲は最高音がオッタヴィーノのそれと一致していることも含め、この楽器を念頭において書かれたのではないかと思えるほどに作品との相性を感じたので弾いてみました。