当教室における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)対策
~作曲家の生きた時代の歴史的ピアノやチェンバロでレッスンをしてみませんか~
当教室では、2台のチェンバロと2台のクラヴィコードのほか、モーツァルト時代の18世紀のハンマーフリューゲル(フォルテピアノ),ショパン愛用と同型のプレイエル(1841年製),ドビュッシーやフォーレの時代の19世紀後半のエラールやベートーヴェンの愛したブロードウッドなど様々な歴史的ピアノを使ったレッスンをしております。
初めて1841年製のプレイエルを弾くと、まずそのタッチに驚かされます。音の立ち上がり方もキィの深さも現代のピアノとは何と違うことか!発音された音の放物線は、現代ピアノではまっすぐ太く遠くへ延びていきますが、19世紀までのピアノは発音直後に一旦スッと響きのフォルムが細くシェイプされ、それから香水の香りのようにフワッと広がっていきます。それは、あたかもコルセットをつけたドレスで美しく装った当時の上流婦人の姿そのものをイメージさせます。
さらにプレイエルやエラールなど、フランスのピアノはふさわしいタッチで弾くと、音の頭にえも言われぬ子音を乗せて響きます。ちょうど、ささやくようなフランス語のようでもあり、さきほどの貴婦人の衣擦れ(敢えて『絹擦れ』と書きたいほど)が聴こえてきます。
当教室では、このような作曲家の理想とした響きを限りなく追体験してゆくだけでなく、こうした楽器を弾くことで得られる「新たな」指づかい(もちろん音楽的にも指にも合理的な)をどんどん提案し、時間が取れない人のための効果的かつ即効性のある練習方法なども紹介していきます。
昔ピアノをやっていたけど又、再開したい方、今度は異なった響きの世界を体感したい方、ピアノでバッハを弾いていきたいけどどうしたら「差のつく」演奏ができるか、でも時々はチェンバロやクラヴィコードでも弾いてみたいという方や、バロックや古典の作品を教える際のポイントを知りたいピアノ指導者の方などもお気軽にいらして下さい。
レッスンではおそらく、「生まれて初めて知る事」の連続かもしれません。でも、これらのことを少しでも触れたり知らないでいることは、人生の中で「もったいない事」でもあります。
まずは『百聞は一見(聴)にしかず』です!それでは、お待ちしております。